コーヒー豆の品種概観☆
- 2016/12/10
- 21:00
コーヒー豆の名前には、
国の名前などがつけられていますが、
それは、あくまで「商品名」であって、
「品種」ではありません。
コーヒー豆の品種については、
案外、一般的には知られていないようです。
そこで、きょうは、
コーヒー豆の品種について、
お書きしたいと思います。
コーヒー豆の品種は、
大きく2つに分けられます。
「アラビカ種」と「ロブスタ種」の2つです。
厳密にお書きしますと、
「ロブスタ種」は、カネフォラ種の亜種ですが、
一般的な区分けで、「ロブスタ種」としました。
一般的に売られているコーヒー豆のほとんどが、
アラビカ種です。
なので、「アラビカ100%!!」などと、
宣伝されていたとしても、
ダマされないでください。
そもそも、売られているコーヒー豆はほぼ全部、
アラビカ種なのですから!!
ロブスタ種からお話ししますと、
ロブスタ種は、病気に強く、
標高300~800mほどの低地でも栽培できるなど、
栽培するのが容易…ということがあると思います。
ただ、香味については、
苦味、渋みが異常に強かったり、
場合によっては、薬臭かったりして、
単独では、とても飲めるようなものではない…
ハッキリ言えば、マズイ!!
…というものだったりします。
なので、香味のアクセントとしてブレンドしたり、
インスタントコーヒー、缶コーヒー、
リキッド・アイスコーヒーなどの原料として、
使われています。
おそらく、コーヒー豆屋さんでも、
ロブスタ種のコーヒー豆を販売している所は、
少ないのではないでしょうか。
…ということで、
一般に売られているコーヒー豆は、
ほぼほぼ、アラビカ種ということになります。
その「アラビカ種」は、
標高1000~2000mの熱帯高地で栽培され、
病気や気象の変化にも弱く、
栽培が難しいわけですが、
香味は、良く、また、バラエティーに富んでいます。
コーヒー豆屋さんの商品パンフレットなどに、
品種名として「ブルボン種」とか「ティピカ種」とか、
書かれているものがあると思いますが、
それは、アラビカ種の亜種です。
アラビカ種の下に枝分かれしてある品種。
「アラビカ種の中のブルボン種」という感じです。
アラビカの中でも、
「ブルボン種」と「ティピカ種」は、
在来種の代表格で、
現在では、生産量も減ってきておりますので、
希少性も高く…
もしも、コーヒー豆の宣伝文句に、
「ブルボン種100%!!」とあったら、
それは、信じていいです♪
ちなみに、最近…でもないかな、近年、
話題の「ゲイシャ種」も、
アラビカ種の在来種の1つです。
このほか、香味と栽培のしやすさを両立させるため、
交配させて作られたハイブリッド種も
多くなっています。
ハイブリッドで1番多く目にするのは、
「カトゥーラ種」です。
以上、コーヒー豆の品種を概観してみました☆
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