法量のイチョウ折れる【青森旅の素】
- 2016/09/04
- 21:00
先月30日、青森県を直撃した台風10号で、
青森県十和田市の国の天然記念物、
「法量のイチョウ」が折れてしまったそうです。
法量のイチョウは、
推定樹齢1100年、樹高32m、周囲14.5m。
日本で4番目に大きなイチョウの古木、巨樹。
その巨木の一番高い幹が、
地上約10m付近から折れたのだそうです。
法量のイチョウは、
去年の黄葉の頃、訪ねました。

(関連記事)
「法量のイチョウ【青森旅】」
巨木、古木…って、
そばに寄るだけで、
守られているような、
落ち着いた気持ちになります。
この法量のイチョウも、
そんな樹の1つでした。
「でした」?
このニュースを初めて知った時には、
残念に思う気持ちから
ついつい、そう思ってしまったわけですが、
少し時間が経って、改めて考えてみますと、
何も、このことで、
法量のイチョウの命が絶えたわけではありません。
なんたって、1100年も、
命をつないできた巨樹ですよぉ。
改めて、樹の形を観てみれば、
幹がどこからどう分かれているのか、
わからないぐらいに入り組んで、
枝を伸ばしているのです。

おそらく、これまで1100年の間には、
台風で枝が折れてしまうようなことは、
何度と繰り返されてきたのでしょう。
今回も、その中の1つ…
…ということなのかもしれません。
例えば、今回、折れた所から、
新しい枝が芽吹き、成長して、
1100年後には大木となって、
観る人を励ましているかもしれないじゃないですか?
十和田市は、
あすにも、樹木医の診断を行い、
保存に向けて、動き出すようです。
もう少ししたら、
また、訪ねてみたいと思います☆
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