ドル円8年循環で見ると…
- 2016/07/17
- 21:00
2、3日前、インターネットの広告に、
某銀行の広告が載っていました。
外貨預金の広告。
ふむ。
宣伝する人を間違っていますよぉー!!
おそらく、ボーナス時期ですので、
ボーナスの運用を狙っての広告だと思います。
わたくし、ボーナス、ありましぇんのでぇ~!!
いくら、宣伝してもらっても、
預けるお金がありましぇんのでぇ~!!泣
…と、ひとしきり泣いた後、
銀行も抜け目がないなぁ~とも感じました。
振り返れば、今年の初めに、
日銀がマイナス金利を導入したのを潮に、
メガバンク、ネット銀行、信託銀行あたりが、
外貨預金の宣伝を強化した時期がありました。
ドルは下がり始めたばかりだというのに!!
案の定、その外貨預金の広告は、
あっという間に姿を消しました。
なぜならば、
ドルが一段と下がったからであります。
下がるドルで預金するということは、
円で引き出した時に、金額が減ってしまうから…
…ですね☆
でも、先月末、イギリスのEU離脱決定で、
1ドル=98円80銭近辺まで下がったレートは、
7月11日(月)、一転、戻り基調になり、
直近のレートは、1ドル=104円81銭まで、
上がってきました。
ここは、チャンス!!
…と見たのでしょうねぇ~銀行は。
早速、外貨預金の広告を打ち出してきたものと思われます。
さすが、○○銀行、抜け目がない。
ところで、わたしが、もしも、米ドル預金をするなら…
まだ、やらないと思います。
まだやる時期ではない。
そう考える根拠の1つは、
前にもお書きしたかもしれませんが、
「米ドル円8年循環」ということがあります。
米ドルと円の為替レートは、
ほぼ8年ごとにピークをつけている…
…ということがあるんです。
おもしろいですね♪
もちろん、きっかり8年で循環しているわけではなく、
短い時で確か7年5カ月、長い時で8年10カ月…
…で、ひと回りしているんです。
例えば、
2007年6月22日1ドル=124円12銭の高値をつけて、
米ドルは円に対して下がり始めます。

そこから4年目の2011年10月31日、
1ドル=75円57銭の安値をつけて、
反転していきます。
ちなみに、この時につけた安値1ドル=75円57銭は、
米ドル円の史上最安値です。
2011年10月に安値をつけたドル円レートは、
やがて上がり始め、2015年6月5日に、
1ドル=125円85銭の高値をつけました。
このサイクルは、2007年6月の高値から、
2015年6月の高値まで…ですので、
ほぼ8年のサイクルになっています。
その後、レートは、どうなっているのか?

年が明けて、2016年に入ってから、
本格的に下げ始め、先月は、98円80銭まで下がり、
今は、少し持ち直して、1ドル=104円81銭近辺…
…というのは、さきほどお書きした通りであります。
相場は、目先のところだけに注目して見ると、
上がったり、下がったり、
時に、上がり下がりが大きく、忙しいですが、
例えば、「ドル円8年循環」のように、
もう少し長い時間軸で、大きな流れをとらえるようにすれば、
間違いが少ないのでは…と思います。
今は、ドル円8年循環の大きな流れでみれば、
まだ、2015年6月1ドル=125円の高値から、
「下がっている途中」と思われますので、
ここ数日の上げ相場に、あわてることはない…
…ということでございまする☆
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