青森縣鬼沢村へ【青森旅】
- 2016/06/26
- 21:00
先日の青森旅。
弘前市に行ったのですが、
当初の予定が狂ってしまい、
急遽、目的地を変えることにしました。
たまたま、走っていた場所が、
「悪戸」というミステリアスな町名の所で、
そこからの連想で、思いついたのであります。
「青森縣鬼沢村」
あの…正確には、
今は、「鬼沢村」という村は、
青森県には、存在しません。
明治の中頃までは、存在していて、
今は、「弘前市鬼沢」となっております。
そこには、今も、鬼を祀る「鬼神社」があるといいます。
地元の人に、場所を教えてもらって、
レッツら、ゴー!!
この旧鬼沢村は、
弘前市内とはいっても、
中心部からは、だいぶ離れていました。
家に帰ってから、Googleマップで調べてみたところ、
JR弘前駅からですと、車で33分。
方角的には、津軽のお山、岩木山に向かう形になります。
地元の人の話では、
主要道路から離れた所にあるので、
わかりにくいかもしれない…
…と聞いていたのですが、
迷子もまた楽し♪と、向かいました。
県道31号線から、
目印になる自得小学校付近の路地に入りました。
あっさり、みっけ♪

想像よりは、立派な鳥居が建っていました。
この鳥居をくぐり、
コの字を描くように進みまして、
拝殿に向かいます。

途中には、狛犬やら、狛鯛(?)やらが、
所々に鎮座ましましておりました。


青森の神社などでは、よく見かけます、
お馬さんも、いらっしゃいました。
どれも、愛嬌があるといいますか、かわいい♪
拝殿の手前には、大きな狛犬がいらっしゃって、
遠目には、大きいので、威圧感があるのですが、
近づいてみますと、これもまた、かわいい♪


お賽銭をあげて、二拝二拍手一礼。

拝殿には、カマなどの農具が奉納されているのですが、
どれも、大きい、鬼仕様となっておりました。


ところで、この時は、ちょっと違和感があって、
意味がわからなかったのでありますが、
家に戻ってから、そのわけがわかりました。
拝殿の前面、大鳥居にも、
「鬼神社」の額が掲げられているのですが、
なんだか、変な感じがしませんか?

ね?
「鬼」の字に何かが足りないでしょ?
上の「ノ」がないんですね☆
これは、「ツノがない」という意味らしいです。
むかしむかし、
この辺りの村の人達が、
田んぼが水不足で困っていたところ、
鬼が一夜にして、堰(せき)を造り、
水を引いて、助けてくれた。
それ以来、この堰のおかげで、
この村は、水不足になることもなくなり、
また、雨が続いても洪水などにもならなくなった。
これに感謝し、
村人が鬼神様を祀るための神社を造り、
鬼が造った堰がある場所ということで、
この辺りは、いつしか、「鬼沢」と呼ばれるようになった。
…ということらしいですよぉ。
なので、この村の鬼は、恐い存在ではなくて、
助けてくれた大恩人…大恩鬼…ということになるようです。
で、ツノがない…とね☆
こうしてみると、
「地名」の由来を調べてみるのも、
おもしろいかもしれませんね☆
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