為替相場は未来を予見するか?
- 2016/06/24
- 21:00
EUを離脱するべきか? 残留するべきか?
イギリスの国民投票が行われ、
「離脱派、僅差で勝利」ということになったようであります。
わたしは、朝の畑仕事を終え、9時半ごろから、
PCで為替相場を、テレビでは関連のニュースを
見ておりました。
よく「相場は未来を予見する」といいますが、
それでいったら、残留派が勝利なのかな…?
…と、昨日の時点では、思っていたんです。

上は、ポンド円の相場です。
日足のチャートです。
1本が1日分の動きを表していて、
赤色が「陽線」で上がったことを意味し、
青色が「陰線」、下がったことを意味しています。
上のチャートでは、
一番右端の陰線がきょうのものです。
これで見ますと、
先週の金曜(6/17)から5日連続で、
ポンドは、円に対して、上げていました。
6月16日に安値145.385をつけて、
翌17日から5日連続で上げて、
けさの午前6:52には、160.078まで、
ポンドは買われました。
ここまでは、ポンドが円に対して上げる格好で、
つまり、「相場が未来を予見する」なら、
イギリスは、EUを離脱しない…ということになります。
最初、相場を見てから、17分後、
同じポンド円の日足チャートを見て、
思わず「おお…」と、うなっちゃいましたよぉ。

前のチャートが9:56のもので、
ポンド円レートは、153円50銭あたりだったのですが、
わずか17分後には、148.319
たった十数分で、5円も、動くなんて…
今回の国民投票の結果をにらんで、
この時点では、外国為替市場から、
資金が逃げていて、極端に取引量が少なくなっていたため、
ちょっとした動きでも、極端に出ていたものと思われます。
お昼頃でしょうか。
「EU離脱へ」の報が流れました。
わたしは、お店にいて、
ニュースなどは見ておりませんでしたので、
はっきりした時刻は、わからないのですが、
相場で見る限りは、
13:28に、最安値133.203をつけていますので、
この時点で、EU離脱確定…
…と、マーケットは判断したのだと思います。

上は、15:08時点のチャートです。
この時点のレートは、139円アラウンド。
この時点で、きょうの高値は、
朝方つけた、1ポンド=160.078円。
安値は、133.203円でした。
まだ流動的ですが、
きょう午後4時時点で、
26.875円も、1日で値幅がでたことになります。
とんでもない数値です。
今、ざっと調べてみたところ、
リーマンショックの時でも、
1日の最大値幅は、20.97円でした。
20円でも、十分、びっくりな値ですが、
今回は、27円近く、下げています。
今後が、少し心配です。
きょうの動きは、多分に、
ヒステリックな動きだと思いますので、
もう少し長期的な視野で見て、
相場が落ち着くのを見守りたいと思います。
きょうは、株も、
日経平均、前日比1,286円33銭安の、
14,952円02銭と、年初来安で引けています。
相場は未来を予見する…といいますけど、
悪くならないように、祈りたいと思います。
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