だまされるな!~外貨預金☆前編
- 2016/03/30
- 21:00
今年1月、
日銀がマイナス金利の導入を決定して以来、
「外貨建て預金」の広告が増えてきました。
どれも、高い利息をアピールしています。
でもね☆
だまされるな!!
銀行の策略に。
気をつけて!!
ふむ。
こんな書き方をしたら、
銀行にお勤めの方は、
気分を害されるかもしれませんが、
でもね。
かなり誤解、錯誤を促すような仕組みだと思うんですよぉ。
今、新聞などで広告されている外貨建て預金は。
きょうは、外貨建て預金で損をしないために、
外貨預金で得するために、
少し長くなるかもしれませんが…
できるだけ簡単に、お書きしたいと思います。
今、新聞広告などに載っている外貨建て預金は、
だいたい「外貨建て定期預金」です。
「定期預金」といいますと、
一般の方のイメージからすれば、
手堅い貯蓄の代表格だと思います。
でも、外貨建て定期預金は、
普通の(日本円の)定期預金とは、
違います。
同じように考えたら、いけません。
例えば、外貨建て預金では、
銀行は、高い利息をアピールしてきますが、
単純に、利息だけを比較するのは、
意味がありません。
なぜならば、外貨建て預金には、
「コスト」がかかるからであります。
われわれから見れば、「コスト」
銀行側から見れば、「マージン(儲け)」ですね☆
なので、利息とともに、
コストが、どのぐらいかかるのか?
確認しておかなければなりません。
銀行によって、
コストのかかり方は変わってきますので、
わかりにくい部分でもあるわけですが、
その中でも、「要となるコスト」について、
解説していきます。
外貨建て預金で要となるコストは、
「スプレッド」というものです。
順を追って、説明してまいります。
まず、「外国為替レート」とは?
ある通貨と別のある通貨の交換比率のことです。
例えば、「1ドル=100円」と言ったら、
1ドルと100円を交換しますよ…という意味です。
で、これは、知らない方が、
けっこう、いらっしゃるのではないか…と思うのですが、
「為替レートは基本2本」なんです。
例えば、よく、
「1ドル=112円38銭-39銭」などと
表記されていますが、これは、
「112円38銭と112円39銭の間」
という意味ではありません。
「1ドル=112円38銭」というレートと
「1ドル=112円39銭」というレート、
レートが2つある…ということです。
この場合、
「1ドル=112円38銭」は、ドルを円にする時のレート、
「1ドル=112円39銭」は、円をドルにする時のレート…
…ということになります。
この2つのレートの差額が「スプレッド」で、
銀行の儲け分ということになります。
もう少し具体的に説明していきます。
例えば、
「米ドル建て定期預金 利回り6%」
という、広告があったとします。
で、広告の下の方とか、右サイドに、
小さな字でゴチャゴチャ書かれている中に、
「為替レートは、TTSレート、TTBレートを適用します」
などと、書かれていたら、
必ず、その銀行のホームページに行って、
「TTSレート、TTBレート」を確認してください。
ちなみに、「TTSレート、TTBレート」とは、
外貨建ての取引をする際に適用されるレートで、
おのおの銀行が独自に設定しています。
正確には、スプレッドを、
銀行が決めているわけです。
なので、銀行によって、違います。
必ず外貨預金をする銀行のホームページに行って、
確認してください。
仮に、確認したら、
わかりやすいようにキリのいい数値で書きますが、
「TTS 1ドル=101円」「TTB 1ドル=99円」
だったとします。
この場合は、
「円をドル(外貨)にするレートは、1ドル=101円、
逆に、ドルを円にするレートは、1ドル=99円」
と、いう意味になります。
「スプレッド」は、この場合、差額ですので、
2円ということになります。
これは、このドル建て定期預金をすると、
「1ドル当たり2円のコストがかかりますよぉ」
…という意味になります。
つまり、円に換算して書きますと、
2つのレートの中間のレートを「中値(仲値)」といいますが、
この場合、中値は100円ですので、
それを基準に見ると、
この定期預金では、
「100円当たり2円」のコストがかかりますよぉ…
という意味になります。
もう少し書けば、この定期預金では、
「預け入れ金額の2%、マイナスになりますよぉ。
損をしますよぉ」という意味になります。
仮に、この「米ドル建て定期預金 利回り6%」に、
3,000万円預けた場合、3,000万円の2%=60万円、
損する…という意味になります。
少し説明が長くなってしまいました。
3部構成にしたいと思います。
この話の続きは、あすとあさって、
お話しします☆
↓人気ブログランキング「青森県」…第1位です。

応援、ありがとうございました。
感謝感謝☆
日銀がマイナス金利の導入を決定して以来、
「外貨建て預金」の広告が増えてきました。
どれも、高い利息をアピールしています。
でもね☆
だまされるな!!
銀行の策略に。
気をつけて!!
ふむ。
こんな書き方をしたら、
銀行にお勤めの方は、
気分を害されるかもしれませんが、
でもね。
かなり誤解、錯誤を促すような仕組みだと思うんですよぉ。
今、新聞などで広告されている外貨建て預金は。
きょうは、外貨建て預金で損をしないために、
外貨預金で得するために、
少し長くなるかもしれませんが…
できるだけ簡単に、お書きしたいと思います。
今、新聞広告などに載っている外貨建て預金は、
だいたい「外貨建て定期預金」です。
「定期預金」といいますと、
一般の方のイメージからすれば、
手堅い貯蓄の代表格だと思います。
でも、外貨建て定期預金は、
普通の(日本円の)定期預金とは、
違います。
同じように考えたら、いけません。
例えば、外貨建て預金では、
銀行は、高い利息をアピールしてきますが、
単純に、利息だけを比較するのは、
意味がありません。
なぜならば、外貨建て預金には、
「コスト」がかかるからであります。
われわれから見れば、「コスト」
銀行側から見れば、「マージン(儲け)」ですね☆
なので、利息とともに、
コストが、どのぐらいかかるのか?
確認しておかなければなりません。
銀行によって、
コストのかかり方は変わってきますので、
わかりにくい部分でもあるわけですが、
その中でも、「要となるコスト」について、
解説していきます。
外貨建て預金で要となるコストは、
「スプレッド」というものです。
順を追って、説明してまいります。
まず、「外国為替レート」とは?
ある通貨と別のある通貨の交換比率のことです。
例えば、「1ドル=100円」と言ったら、
1ドルと100円を交換しますよ…という意味です。
で、これは、知らない方が、
けっこう、いらっしゃるのではないか…と思うのですが、
「為替レートは基本2本」なんです。
例えば、よく、
「1ドル=112円38銭-39銭」などと
表記されていますが、これは、
「112円38銭と112円39銭の間」
という意味ではありません。
「1ドル=112円38銭」というレートと
「1ドル=112円39銭」というレート、
レートが2つある…ということです。
この場合、
「1ドル=112円38銭」は、ドルを円にする時のレート、
「1ドル=112円39銭」は、円をドルにする時のレート…
…ということになります。
この2つのレートの差額が「スプレッド」で、
銀行の儲け分ということになります。
もう少し具体的に説明していきます。
例えば、
「米ドル建て定期預金 利回り6%」
という、広告があったとします。
で、広告の下の方とか、右サイドに、
小さな字でゴチャゴチャ書かれている中に、
「為替レートは、TTSレート、TTBレートを適用します」
などと、書かれていたら、
必ず、その銀行のホームページに行って、
「TTSレート、TTBレート」を確認してください。
ちなみに、「TTSレート、TTBレート」とは、
外貨建ての取引をする際に適用されるレートで、
おのおの銀行が独自に設定しています。
正確には、スプレッドを、
銀行が決めているわけです。
なので、銀行によって、違います。
必ず外貨預金をする銀行のホームページに行って、
確認してください。
仮に、確認したら、
わかりやすいようにキリのいい数値で書きますが、
「TTS 1ドル=101円」「TTB 1ドル=99円」
だったとします。
この場合は、
「円をドル(外貨)にするレートは、1ドル=101円、
逆に、ドルを円にするレートは、1ドル=99円」
と、いう意味になります。
「スプレッド」は、この場合、差額ですので、
2円ということになります。
これは、このドル建て定期預金をすると、
「1ドル当たり2円のコストがかかりますよぉ」
…という意味になります。
つまり、円に換算して書きますと、
2つのレートの中間のレートを「中値(仲値)」といいますが、
この場合、中値は100円ですので、
それを基準に見ると、
この定期預金では、
「100円当たり2円」のコストがかかりますよぉ…
という意味になります。
もう少し書けば、この定期預金では、
「預け入れ金額の2%、マイナスになりますよぉ。
損をしますよぉ」という意味になります。
仮に、この「米ドル建て定期預金 利回り6%」に、
3,000万円預けた場合、3,000万円の2%=60万円、
損する…という意味になります。
少し説明が長くなってしまいました。
3部構成にしたいと思います。
この話の続きは、あすとあさって、
お話しします☆
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応援、ありがとうございました。
感謝感謝☆