青森県津軽半島の北端に位置する、
旧三厩村(現外ヶ浜町)。
この辺りの、わたしのイメージは、
「常に強風が吹き荒れていて、
濃い霧に包まれている村」
…というものです。
でも、わたくし、案外好きな場所でして…
近年は、1年に複数回訪れているような気もします。
(関連記事)
「龍飛崎で夕陽を拝めるか?【青森旅】」龍飛崎(たっぴざき)は、
旧三厩村の北端にある岬で、
石川さゆりの「津軽海峡冬景色」や
太宰治の「津軽」の中にも描かれております、
たいへん風情のある場所。
「風の岬」などとも呼ばれ、
年間の平均風速が10mを超えるという…
平均ですからね。
いかに風が強い場所か、
おわかりになると思います。
青森市から向かいますと、
その龍飛崎の、ちょっと手前に、
源義経北行伝説のゆかりのあるお寺さん、
「義経寺(ぎけいじ)」が、あります。
実は、わたくし、今回がお初でした。

山の上にあります。
運動不足ぎみのわたしは、
急斜面をジグザグに登る階段を見上げて、
少し気持ちがなえかけましたが…
ここまで来て、
参拝しないってことはないでしょう!!
意を決して、上り始めました。
案外、風は強くなくて、
途中、花の香りなのか、お香の香りなのか、
いい匂いが漂っていました。
それでも、途中、3回ぐらい小休止しながら、
なんとか、上りきりましたよぉ。

山門です。
傍らには、龍の手水鉢があって、
手と口を清めました。

お賽銭をあげて、山門をくぐりました。

おそらく観音堂だと思います。
津軽三十三観音第19番札所。
余談ですけれども、
いつか「津軽三十三観音」を
順番通りに巡ってみたいと考えています。
鐘を鳴らして、お参り…
いやいや、もう、この辺りから、
こわくて、こわくて。
ものすごい風が吹いているんですよぉ。
海の向こうには陽が差しているのに、
このお寺さんの真上辺りから山側に、
黒い雲がかかっておりまして、
ただでも風が強いのに、
時折、うなりを上げて、吹くんです。
寺に向かう坂の入口に
「龍馬山義経寺」と掲示されていましたが、
なるほど…龍が飛んでいるような風情でしたよぉ。
もう、こわくて、
早く下りたかったのですが、
がんばって!!
一通り、観て回りました。

本堂は、観音堂から少し石段を上がった所にありました。

よし!! 下りよう!!
山門の所で、一礼して、お寺を後にしました。

また、上ったのと同じ石段を下りたわけですが、
石段を下り始めますと、
急に風が治まりました。
あれだけ強く吹き荒れていた風が、
不思議なほどにピタッとね。治まった。
やはりお寺さんの上辺りには、
龍が飛んでいるのかも。
不思議な体験をしました。
…と、思ったのですがね。
車に乗り込んで、しばらくして、
気付いたんです。
おそらく、石段は、
山の急斜面にへばりつくようにありましたので、
山が強風をさえぎっていたのだと思います。
おそらくね♪
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