リードよりフォローが大事★
- 2015/06/06
- 22:04
一昨日、「日本創成会議」が、
東京圏高齢者の地方移住を提言しました。
東京圏の75歳以上の高齢者が、
今後10年で急増し、
東京圏にある施設や介護人員では、
間に合わなくなることが予想されるため、
施設や人材に余裕があり、
生活機能が一定レベル以上の地域、
26道府県41地域を候補として挙げ、
政府・自治体に、
候補地域へ東京圏高齢者の移住を促すよう、
提言したものであります。
(関連記事)
「東京圏高齢者、地方移住を提言」(日経新聞)
その移住候補地に、
青森県から、青森市と弘前市、2つも選ばれてる♪
…って、一瞬、喜んだのですが、
やりようによっては、
良い面も悪い面も出てきそうな…
少なくとも、人口が増える♪雇用が増える♪
…みたいに、単純に喜べる話ではないと思いました。
テレビの街頭インタビューでは、
そもそも、当の移住者の意思が先で、
例えば、お上に指示されて移住するものでもない…
…といった意見も聞かれ、もっともだと思いました。
日本創成会議といえば、
先だっては、「消滅可能性都市」を発表し、
物議をかもしだした団体です。
いやいや、決してお騒がせ団体…という意味ではなくて、
大事な問題に国民の目を向けさせる…という意味では、
貢献のある、意義のある団体だと思います。
もとい。
その「消滅可能性都市」と、
今回の移住候補地を重ねてみると…
きれいに重なってしまうような気もしますね…
地元のマスコミでは、
青森県の関連各所の声も拾っていて、
概ね、
「戸惑いの声」
と、まとめられておりました。
…といいますのは、
青森でも、施設が十分に整っているとは言えず、
また、介護人材も不足しているのだそうです。
また、要介護度が重い高齢者が増えることで、
県や市町村の負担が増え、
それが、もともと住んでいる住民の
介護保険料や医療保険料の負担増につながる…
…といった声も聞かれました。
こうして、いろいろ考えてみますと、
今回の提言は、
お上視点の提言のようにも感じます。
統計資料をもとに、数字合わせをしただけ…
…と言ったら、言い過ぎですね…ごめんなさい。
仮に、東京圏高齢者の地方への移住を実現させるとすれば、
リードよりもフォローが大事になってくるなと思いました。
また、「医療」とか「介護」面からだけ、
考える問題でもないような気もします。
「医療」「介護」以外に、
何か、地方移住したくなるような魅力がないと…ね☆
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