旅する絵師【青森旅】
- 2022/11/05
- 21:00
久々の八甲田越えで向かった旅の目的は…
「旅する絵師
同時代を生きた川瀬巴水と吉田初三郎」展。
わたしは浮世絵が好きなのですが、
同じぐらい「新版画」も好きなのです。
「新版画」とは?
wikiによりますと、
「明治30年前後から昭和時代に描かれた木版画」
補足しますと、
「明治期以降の浮世絵」
わたくし、20年ぐらい前でしょうか。
「町田市立国際版画美術館」で、
新版画の美術展を観まして、
いっぺんで好きになりました。
中でも、印象に残ったのが、
「川瀬巴水(はすい)」
夜景がきれいだった。
例えば、この画です。
「小樽之波止場」

新版画の美術展…って、
なかなか観る機会がなくて、
特にここ最近は、コロナ禍で、
美術展自体、観る機会が減っていました。
今回、八戸で、そのものズバリ!!
「川瀬巴水」展があることを知り、
久々、八甲田越えで、出かけたわけでございまする♪
堪能しました。
「雪乃向嶋」
降る雪にも遠近感があるんですよね。

「目黒不動尊」
新版画に限らないかもしれませんが、
「光」の描写に魅かれます。
この場合は、葉の影とか。

ここからは、青森の風景です。
「青森県蟹田」

「奥入瀬之秋」

「十和田湖千丈幕」

次の2つの作品は、同じ版木が使われております。
「八之戸鮫(晴天)」

「八之戸鮫(急雨)」

ほかにも、たくさん、魅かれる作品はありましたが、
この日、観た作品の中で、ナンバー1は…
川瀬巴水ではなくて、川瀬巴水の弟子の…
「石渡江逸(いしどこういつ)」作
「横濱長嶋橋所見(落陽)」
わたくし夕景好きでもあるんですね。
水面に映る夕陽の光の加減。
気持ちが、すーっと落ち着いていく感じ。
いいですねぇ~♪

ところで、この美術展、
わたしが観始めた時には、
1人、お客さんがいたのですが、
わたしが一通り観終わると、
客は、わたくし1人だけとなりました。
チャンス!!
急いで、スマホを取り出して、
目ぼしいものを、片っ端から撮影していきました。
客がいないうちに♪
フムフム。
いや、ほかにお客さんがいると、
迷惑になるかもしれませんので…ね♪
ちなみに、今回の美術展は、
全作品、写真撮影OKなのです。
ただし、個人利用に限り、
フラッシュと三脚は使わないこと。
「旅する絵師
同時代を生きた川瀬巴水と吉田初三郎」展は、
八戸市の「街かどミュージアム」で、
11月13日(日)まで(月曜・火曜休み)、開かれております☆
↓人気ブログランキング「青森県」…第3位です。

応援、ありがとうございました。
感謝感謝☆