バレちゃった?
- 2022/10/23
- 21:00
最近、ニュースに、
「円安」の話題が増えてきました。
ほんの数年前までは、
「円安」は、むしろウェルカム♪
…な感じだったのですが、
コロナ禍以降、
雰囲気は逆転していて、
今は、「悪い円安」です。
急激な為替の変動を食い止めるため、
政府・日銀が、
「為替介入」をとる場合があります。
今回の場合であれば、
アメリカドルを売って、日本円を買うことによって、
円高方向に為替レートを持っていく手段。
今回は、1回目の介入が、
日本時間で、9月22日(木)17時前後。
この時、鈴木俊一財務相が、
「投機による過度な変動は、断じて容認できない」
と、コメントしていました。
まるで、円安の原因が「投機」にあるかのような発言。
詭弁(きべん)?
無知な大衆とあなどっての印象操作?
今の円安の原因は、そんなことじゃないでしょう?
それに、「為替介入」に、
大きな為替の流れを変える力はないと思います。
財務省の発表によると、
8月30日から9月28日までに、
為替介入に使われた資金は、2兆8382億円。
ちなみに、為替市場で、
1日当たり、どれぐらいのお金が動いているのか?
1日当たり、6兆ドルとか、7兆ドルとか…
「円」ではなく、「ドル」ですから、
1ドル150円換算ですと…
1日当たり、900兆円とか、1050兆円とか…
いずれにしても、そんな巨大な市場に、
3兆円弱の円買いをしたところで…
焼け石に水?
それに、円買い介入をするにしても、
その資金は、無限にあるわけではありませんので。
実際、9月22日の介入では、
介入前の、1ドル=145円90銭辺りから、
介入後5時間で、1ドル=140円35銭近辺まで、
下がりましたが、
9月27日には、144円90銭辺りまで戻し、
10月3日には、介入前の高値を上抜けてしまいました。
何か…
「政府・日銀の為替介入は、無力だ」
…ということが、国民に、
バレちゃった?感じがしました。
「為替介入」は、度々、
「伝家の宝刀」とも言われますが、
「伝家の宝刀」は、抜かないからこそ、
価値があるものなのかもしれません。
先週末10月21日(金)23時ごろに、
政府・日銀は、2度目の為替介入を行いました。
やはり、今回も、
151円94銭近辺から、146円16銭辺りまで、
数時間で、下げましたが…
下げて、戻りかけたところで、
市場は休みに入りました。
今後、どうなるか?
また、前回のように、上げるのか?
もしも、前回のように、
戻してしまうようなら…
為替介入の効果は、
やればやるほど、なくなっていくのではないでしょうか☆
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