雪庇落とし♪
- 2022/02/09
- 21:00
「雪庇」を見て、
「せっぴ」とすんなり読める人は、
雪国の人でしょう♪
雪が長い期間積もり続けると、
屋根のふちからせり出してきて、
雪の庇(ひさし)のようになります。
それを「雪庇(せっぴ)」といいます。
こんな感じ↓

これは、建物の側面にできたものです。
この建物は、車庫と店舗なのですが、
屋根の形状は、片流れになっております。
この形状だと、脇に、雪庇は、できにくいはずなのですが…
それだけ、ここ最近の積雪が多かった…
…ということなのでしょう。
この車庫脇の雪庇の真下に、
雪捨て場までのルートを作っております。
もしも、この下を通っている時に、
雪庇が崩れて、落ちてきたら?
場合によっては、大事故になります。
ま、今回の場合は、
雪質がそれほど硬くはなさそうなので、
当たったとしても、大事にはならないでしょうが、
屋根雪というのは、時間が経つと、重たくなって、
場合によっては、凍ったりしますので、
例えば、氷状の雪庇が2階の高さから落ちてきて、
直撃したりすれば、
死亡事故さえ、ありえます。
注意が必要です。
そこで、先日、このブログに、
雪庇落としをマストでやってしまわなければならない…
…と、書いたわけですが、
白状しますと、後回しになっていました。
あの後も、雪は降り続きまして、
灯油タンク周りの除雪とか、
暖房器具の排気口周りの除雪とか、
雪捨て場の整備とか…
優先してやらなければならない所がありまして、
後回しにしていたのでございまする。
ちなみに、補足しておきますと、
例えば、排気口周りの除雪をするといいましても、
排気口のある所まで、たどり着くのに、
労力がかかるのです。
高さ2m超の積雪を約20~30m、除雪しながら、
進まなければなりません。
灯油タンク周りにしても、そう。
灯油タンクまでの道、階段作りから、
やらなければならないのであります。
…と、いうわけで、
雪庇の放置は危険ではあるわけですが、
後回しにしていたのでございまする。
それを、きょう、やりました。
青森市街地。
ここ最近は、雪、雪、雪の毎日で、
積雪も149cmまでいきましたが、
きょうから数日は、天気も良さそうな気配。
青空も覗き、気温もプラスまで、上がりました♪
チャンス♪
気温がプラスになりますと、
雪庇も崩れやすくなりますしね。
雪庇を落とす場合、
オーソドックスな方法としましては、
屋根の上に上がって、
上から切り落とします。
無落雪の2階屋根の雪庇なら、
上から落とすしかないかもしれませんが、
今回の雪庇は、下から、落としました。
下から落とす場合は、
落としたい雪庇の真下に入らないようにして、
斜め前の雪庇を薄く切り落としていきます。
落とす場所に余裕がある場合は、
ある程度、一気に落としてもいいかもしれませんが、
今回の場合は、手前に車を停めていたりしましたので、
薄く何回にも分けて、切り落としていきました。
この方が、安全ですし…ね♪
よく、除雪は複数人で行うように、
注意喚起されてますけれども、
実際問題として、
毎日、終日、降り続くような状況では、
複数人の作業は、無理だと思います。
屋根の雪下ろしでもなければ、
通常は、単独作業ですね。
なので、安全面には、
十分気をつけなければなりません。
雪庇を落とす作業は、
手が届く範囲は、きのうご紹介した、
「角スコ」を使います。
積雪が149cmもあるわけですので、
1階屋根の雪は、手が届いたりするわけです。
で、角スコが届かない場合は、
雪庇落とし専用の除雪道具があります。
これ↓

伸縮できるようになっておりまして、
4mぐらいまで伸びます。
棒高跳びの棒を持つみたいな感じで持って、
落としていきます。
結構、疲れますよぉ。腕が。
で、アフターです。

やってみたら、思ったより雪が硬くなっていなくて、
1時間もかからずに、作業を終えました。
ちなみに、この雪庇落としと同時作業で、
雪捨て場作りをしているのですが、
その時間込みでの作業時間です。
さてと、次は…
除雪作業は、まだまだ続きます☆
↓人気ブログランキング「青森県」…第3位です。

応援、ありがとうございました。
感謝感謝☆