今ある人生、それがすべて☆
- 2021/05/14
- 21:00
NHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」
きょうが、最終回でした。
特別な盛り上がりもなく、
あっさりとしたエンディングでした。
でもね。
それで、よかったと思います。
コロナ禍のドラマ制作で、
スケジュールも変則的だったと思いますが、
中だるみもなく、
振り返ってみれば、
ちょっと変な言い方ですが、
よくまとまっていました。
ちよさんの半生が、
ブレることなく、
最後まで、よく描けていました。
朝ドラの終盤では、
これまでの話をダラダラと振り返る…
…という流れが、よくありますが、
今回は、そこにも趣向が凝らされていました。
竹井千代は、熊田の懇願により、
1日だけ、鶴亀新喜劇の舞台に上がります。
演目は、評判の「初代桂春団治」ではなくて、
かつて、千代も演じた「お家はんと直どん」
この話は、
千代と一平の関係とシンクロして、
これまで「おちょやん」を観てきた人なら、
自然と振り返りができる仕掛けになっています。
この演目は、大団円の伏線だったんですね♪
(千代のセリフ)
もし、あのまま、私ら一緒にいてたら、
どないな人生があったんやろか。
(一平のセリフ)
そないなもん、考えてもしゃあない。
(千代のセリフ)
今ある人生、それがすべてですなあ。
「今ある人生、それがすべて」
これは、いいセリフでした。
このドラマを超えて、
観ている方も、自分の人生に照らして、
共感された方も、多いのではないでしょうか。
BGMとか、名場面集みたいな構成で、
盛り上げられると、時には、
押し付けがましく感じて、
観ている方は、しらけちゃったりすることがあります。
こうしたさりげないエンディングは、
むしろ余韻があって、よかったと思います。
「おちょやん」
佳品でした☆
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