長期・分散・積立の株式投資☆前編
- 2020/09/15
- 21:00
「有望な株式投資」ということで、
次の3つのポイントが、よく挙げられています。
「長期」「分散」「積立」
これは、いったい、どういう投資なのか?
具体的な方法を2回に分けて、
書いていきたいと思いまする。
まず、概要を書きますと…
「積立貯金をするように、 株をコツコツ買っていく」
「配当が出たら、全額、株を買う」
同じ株を何回も何十回も何百回も、
買い続けます。
とりあえず、売らない。
一定のタイミングで、同じ金額、買う。
たとえば、毎月、同じ金額、買う。
なので、ちょうど、「積立貯金」をする感じになります。
これには、どういう意味があるのか?
リスクコントロールの有名な方法に、
「ドルコスト平均法」というのがあります。
その具体例です。
たとえば、
株価が1,000円の株を100株、買ったとします。
1,000円×100株=10万円の投資です。
ところが、買った途端に株価が下落して、
500円になっちゃったとします。
この人は…
500円×100株=5万円…
10万円が、5万円になっちゃったわけです。
5万円マイナス。50%のマイナスです。
そんなことになったら、
投資初心者の多くは、イヤになっちゃうと思います。
「わたしは、投資には向かないんだよぉ」
…なんて、つぶやいて、さっさと売って、
もう2度と、株式投資には近づかないかもしれません。
でも、それだと、マイナス50%は、確定で、
今後、その人の株式資産が増える可能性は、
なくなってしまいます。
ドルコスト平均法の積立投資をする人は、
もしも、上記のように株価が下落した場合、
へこんで、投資をやめてしまうのか?
やめてしまうわけがありません。
じゃあ、どうするのか?
たとえば、毎月一定額投資をする人ならば、
翌月に、株価500円だとしたら、
やはり、その株を、同じ金額、つまり、10万円分、
買います。
今度は、株価が500円なので、
10万円分ということは、200株、買えます。
最初に買った100株と合わせて、
全部で300株、持つことになります。
この時点での資産価値は…
500円×300株=15万円
投資総額は20万円に対して、
この時点での価値は15万円。
マイナス25%ということになります。
さらに、翌月。
株価が、まだ500円だったとすれば、
また同じ金額10万円で200株、買います。
その時点の保有価値は…
500円×500株=25万円
30万円の投資に対して、25万円の価値。
つまり、マイナス16.666…%
もう、おわかりですね♪
1回目の投資でやめてしまえば、
マイナス50%は、確定ですが、
下がった株価で買い続ければ、
この例では、マイナス25%→マイナス16.66%…
…と、トータルのマイナス割合を小さくできるのであります。
で、これだけだったら、
結局、損することに変わりはない…
…ということになりますね?
そこで、もう1つのポイント。
「配当が出たら、全額、株を買う」
これを継続すれば、
加速度的に株数を増やすことができます。
「複利」ですね☆
たとえば、年利7%ですと、
だいたい10年で倍になります。
10年で倍…ということは、
20年で4倍、30年で8倍、40年で16倍…
…になります。
仮に、年利6%ですと、
だいたい12年で倍です。
12年で倍…ということは、
24年で4倍、36年で8倍、48年で16倍…
…になります。
仮に、年利5%ですと、
だいたい14年で倍です。
14年で倍…ということは、
28年で4倍、42年で8倍、56年で16倍…
…になります。
仮に、年利4%ですと、
だいたい18年で倍です。
18年で倍…ということは、
36年で4倍、54年で8倍、72年で16倍…
…になります。
単純に配当で株を買うだけで、
2倍、3倍…と、長い時間をかければ、
株数を加速度的に増やすことは、
簡単にできちゃうのであります♪
ちなみに、今はコロナ禍で、イレギュラーな状況ですが、
それでも、配当利回り・年利4%以上の銘柄は、
きょう現在で、229銘柄、ありました。
株式の資産価値は、
「株価」だけで決まるわけではありません。
「株価」×「株数」
仮に、ドルコスト平均法で投資をして、
株価は、結局、マイナス20%になっちゃったとしても、
複利で、株数が2倍になっていれば、
単純計算で、0.8×2=1.6倍に増えることになりますね♪
つまり、この投資では、
「株価が下がっても、実質資産は増える」
ということが起こってくるわけであります。
あと、「分散」についてですが、
この投資を1銘柄だけでやるのではなく、
5銘柄とか、8銘柄とか、
複数銘柄、同時進行でやります。
分散のポイントとしましては、
性質の違う会社の株を組み合わせること。
ちょっと、長文になってしまいました。
ところで、今、日本株は、
取引単位が「100株単位」に統一されております。
ちなみに、取引単位ということから、
「単位株」と言われる方もいらっしゃいますが、
正確には、「単元株」といいます。
これまで書いてきたような投資、
毎月一定額、同じ株を買い続ける…って!!
相当なお金持ちじゃないと、できないじゃん!!(怒)
…と、思われた方も、いらっしゃるかもしれませんね?
どうぞ、ご安心なさってくださいませ。
小額でやる方法があるのです。
その小額でやる方法は、
次回、後編で、具体的にお書きしたいと思いまする☆
投資は、100%自己責任でお願いいたします☆
また、この記事に関しては、
ご質問、ご意見、コメントには、お返事しません。
ご了承ください。
↓人気ブログランキング「青森県」…第2位です。

応援、ありがとうございました。
感謝感謝☆