太宰治の執念【青森旅の素】
- 2020/06/16
- 21:00
太宰治の誕生日・命日「桜桃忌」を前に、
目を引かれるニュースが飛び込んでまいりました。
「太宰治の孫が、芥川賞候補に」
おお…
太宰治の執念みたいなものを
感じちゃいましたぁ~!!
太宰治は、第1回芥川賞候補になり、
その時、受賞を強く願い、選考委員に懇願したりして、
それでも、結局、受賞できなかった…
…という経緯があります。
選考委員の川端康成が、
「作者目下の生活に厭(いや)な雲ありて、
才能の素直に発せざる憾(うら)みあった」
と評したのに腹を立て、抗議文を公表した…
…という経緯があるのであります。
ともかく、太宰治は、芥川賞をとりたかった。
その数十年後、
今度は、太宰治の娘、津島佑子さんが
芥川賞候補にノミネートされました。
津島佑子さんは、第67回、69回、70回と、
三度、芥川賞候補に推されましたが、
いずれも、受賞には到りませんでした。
そして、今回は、その津島佑子さんの娘、
太宰治の孫の石原燃さんが、
候補に上ったのであります。
ねぇ~!!
太宰治の芥川賞にかける思いが…
感じられちゃいますでしょ?
…というのは、読者の勝手な妄想なんですけどね♪
ちょっと選考の行方が気になりますね♪
ところで、6月19日は、太宰の命日「桜桃忌」
ちなみに、正確には、
亡くなった日ではなくて、
遺体が発見された日なんですが…
偶然、誕生日だったため、
この日を命日とするようになったようです。
近年は、太宰の生まれ故郷、旧金木町の「芦野公園」で、
「太宰治生誕祭」が開かれていたのですが、
今年は、新型コロナの関係で、
イベントの中止が、すでに告知されております。
献花台などの設置もないようです。
また、太宰の生家「斜陽館」も、
今月末までは、休館。

芦野公園には、ハンサムな太宰治の銅像や、
「撰ばれてあることの恍惚と不安と二つわれにあり」
の文学碑などがありますが、
こちらは、閉鎖が解かれております。
あえて、6月19日は避けて、
お参りして来ようかな…
只今、思案中でございまする☆
↓人気ブログランキング「青森県」…第2位です。

応援、ありがとうございました。
感謝感謝☆