やはり小さいのは怖い
- 2019/04/04
- 21:00
きのうからきょうにかけて、
「ビットコインの急騰」がニュースになっています。
調べてみると、
3月最終週には、
1ビットコイン=43~45万円ぐらいで推移していたものが、
4月2日(火)のごごに、1時間で18%も値上がりして、
55万円を超えました。
その背景については、
「ボット(自動取引)の買いだろう」とか、
「トルコ&中南米の通貨安からの資産移動だろう」とか、
「中国の大口投資家が動いた」とか、
いろんな憶測が飛んでいますが、
1つ言えることは、
マーケットの規模が小さいことが
背景にある…と思います。
たまたまのタイミングだと思いますが、
きょうの日経朝刊に、
「ビットコイン売買95%偽装」
という記事が掲載されていました。
アメリカ発のニュースですが、
仮想通貨の資産運用を手がける
「ビットワイズ・アセットマネジメント」社が、
3月下旬に米証券取引委員会に報告したもの。
仮想通貨の取引業者が、
自社内のアカウントで売買同額の取引を大量に行い、
いかにも取引が活発に行われているように装った…
なぜ、活発に取引されているように
見せかける必要があったのか?
…と言えば、
取引量が少ないと、
まともな価格がつきにくくなるからです。
それを嫌って、投資する人が少なくなるから。
極端に上がったり、下がったり、
限られた人達だけの取引では、
結局、強い人が価格を支配してしまう。
ちなみに、仮想通貨の1日当たりの取引量は、
当該記事の
「ビットワイズ・アセットマネジメント」社によると、
約6,600億円。
「一般社団法人日本仮想通貨交換業協会」の報告書では、
平成30年3月31日の主要5通貨の取引量が約7,200億円。
仮に、その95%が偽装だとするならば、
1日当たりの取引額は、330億円-360億円しかない!!
…ということになります。
大口の投資家が1人、1社で、
価格を動かすことができるような金額ですね。
ちなみに、株の取引は、どれぐらいの規模なのか?
きのうの東証の取引高は、約2兆4千億円。
アメリカは、調べていませんが、
大雑把に日本の2倍ぐらいの規模があると思います。
ちなみに、「仮想通貨」ではなく、
「リアル通貨」の取引規模、
つまり、外国為替市場の1日の取引高は、約550兆円もあります。
これらのことを考えますと、
極小規模の仮想通貨の取引は、わたしは、
怖くて、とても、手を出す気にはならないのでございまする…
…って!!
そもそも、投資する元手がないのでぇ~!!
投資できないだけなんですけどね☆涙
↓人気ブログランキング「青森県」…第3位です。

応援、ありがとうございました。
感謝感謝☆