太宰治疎開の家【青森旅】
- 2018/06/15
- 21:00
6月19日は、「桜桃忌(おうとうき)」
太宰治の命日でもあり、
誕生日でもあります。
ちなみに、正確には「命日」ではありませんで、
遺体が発見された日。
また、昔は、「桜桃忌」ということで、
太宰の生まれ故郷、旧金木町では、
法要ほか、イベントが開かれていたと、
記憶しておりますが、
今は、「太宰治生誕祭」ということで、
芦野公園内にある太宰の文学碑の前などで、
生誕祭式典ほか、イベントが開かれております。
と、いうことで、訪ねました。
太宰の生家「斜陽館」です。

ほんとは、斜陽館を出発して、
「雲祥寺」など太宰ゆかりの場所を巡り、
歩いて、文学碑やゆかりの駅舎などがある、
「芦野公園」まで、足を伸ばしてみよう♪
…と、思っていたのでした。
ウォーキングも兼ねて。
ところが、あいにくの空模様で、
雨がパラついてきたので、予定変更。
斜陽館の近くに、
まだ訪ねたことがない!?
太宰ゆかりの場所があることを思い出しまして、
初めて訪ねてみました。
「太宰治疎開の家」

ふむ。
一見、お店屋さん風の店構え。
戦争で罹災した太宰が、
しばらく疎開した家「新座敷」は、
この店の後にあります。
外から見ると、こんな↓感じ。

この場所は、これまでにも何度か、
来たことはあるんです。
ただ、中に入るのは、
今回が初めてでした。
現在の持ち主である、
おそらく白川さんに案内してもらいました。
休憩所&店の奥が「新座敷」になります。
もともとは、斜陽館の離れとして作られ、
場所も斜陽館に隣接して建てられました。
戦後、人手に渡る時に、
離れの部分だけ、曳き屋で、
今の場所に移されたようです。
新座敷のメインルームの十畳間から、
奥の書斎を写しました。

この建物は、写真撮影OK!です。
奥の六畳を書斎として、疎開中、
太宰は執筆しました。

火鉢と津軽塗りの小机。
座って、太宰気分に浸ります♪

あごに人差し指と親指を当てるようにして、
自撮りしてみるのも、おもしろいかもしれません♪
この離れには、
このほか、8畳の居間、4畳半の寝室、
あと、応接間でしょうか、
シャンデリアのある洋室がありました。
その洋室で、太宰が16歳の時に撮られた写真。

この場所↓だと思います。

部屋を外から見学するだけでなく、
部屋の中に入ることもできますので、
太宰の文庫本を持ち込んで、
短編をこの場所で読んでみるのも、
乙かもしれません☆
太宰治疎開の家は、
不定休で、午前9時から午後5時まで。
入館料は500円です。
駐車場は、斜陽館の向かいに、
無料の駐車場があります。
場所は、斜陽館から、300mぐらい、
歩いて2分です。
ちなみに、津軽鉄道・金木駅からでも、
歩いて、2~3分です。
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応援、ありがとうございました。
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