この木柵は何だ?【青森旅】
- 2017/07/21
- 21:00
きのうの青森旅、とりあえずの目的地は、
「十三湖(じゅうさんこ)」
青森県には、「十二湖」もあり、
混同されがちですが、
「十三湖」は、津軽半島の北西部にある方です。
淡水と海水が混じった「汽水湖」
シジミの名産地としても知られています。
津軽半島のここら辺りは、
公共の交通機関が少なくて、
その分、観光客も少ないのですが、
逆に、そこが魅力なんですよぉ。
静かです。
自然の音しかしないような所が、
たくさん、あります。
天然記念物のオオワシなど、
都市部では見られないような鳥も、
たくさん生息しています。
わたしは、何度も訪ねていますので、
今回は、定番のコースではなく、
まだ行ったことのないB級エリアに、
向かうことにしました。
十三湖の日本海側、県道12号を北上し、
「十三湖大橋」の手前を左折しました。

左折した所が「十三(とさ)の砂山公園」なのですが、
あまり整備されていないため、
どこからが公園なのか? どこまでが公園なのか?
判然としません。
でも、逆に、それが、いい感じです♪
海に向かって進みました。
海に出ました。

海側から十三湖を望みます。

海岸線から少し戻って、
「前潟」の脇の道を進んでみました。

車やっと1台分の細道が続き、
左側が「前潟」、右側が背の低い松林になっていました。
その細道は、やがて丁字路に突き当たりました。
右に向かうと、海辺に出るはずです。
「七里長浜」
砂浜を眺めようと、右折したのですが…

この先が工事中らしく、
「関係者以外立入禁止」になっていました。
仕方がないので、
元来た道、前潟沿いの細道を戻ることにしました。
今度は、先ほどとは逆で、
右側が前潟、左側が松林です。

この松林の向こう側が砂浜になっているはず。
実は、来る途中に、1カ所だけ、
松林の中に道があるのをみつけていたのでした。
そこを行ってみることにしました。
左折です。

そしたら、松林はあっさり抜けて、
意外な光景が目に飛び込んできました。

木柵。木柵だらけの道。
この木柵は、何なんだ?
予想通り、海には出たのですが。

海岸線は、予想していた遠浅の砂浜とは違って、
まず海側に土手が築かれ、
その後に、謎の木柵が続き、
そのまた後が、松林…
…と、そういう配列になっておりました。

海岸線に謎の木柵が続いているのですが、
木柵に切れ目があるのを発見しました。
もちろん、覗いてみましたよぉ。
そしたら…

謎の木柵の内側には、
謎の小さな木柵がたくさん並んでおりました。
この木柵は、いったい、何なんだ?
謎は深まるばかりでございました。
家に戻って、ネット検索してみましたが、
「十三湖 木柵」などでは、ヒットしてきません。
実は、わたくし、帰る道々、考えていて、
ある仮説を温めていたのです。
あそこら辺りは、
実は、日本有数の砂丘が隠れているんです。
「屏風山(びょうぶさん)砂丘」
なので、防砂林的な、
あるいは、砂地化するのを防ぐ何かなのでは?
…とね☆
そこで、「屏風山砂丘」で検索してみました。
そうしましたら、謎の木柵らしい写真を、
見つけることができました。
(関連サイト)
「屏風山とはどんなところなのか行ってみた」
やはり、謎の木柵の正体は、
防風・防砂林の植栽を守るためであったようです。
これに関連して、
いろいろネットを見てみましたが、
長年に渡って、砂と戦ってきた歴史を
知ることができました☆
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応援、ありがとうございました。
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