トニーズレター Tony's Letter

今にして思えば、
われながら、よくやったものだ…
…と思うことがございまする。

自分がやったことなのに、
やれたことが、信じられないような、
そんな気がします。

それは、「朝練」です。

スケート部の朝練。

小学5年生の時、
正月の1日を除いて、基本毎朝、
5時ごろに起き出して、
まだ夜の風情の暗い道を、
長根リンクまで歩くのです。

今、どのぐらいの距離だったのか、
Googleマップで調べてみました。

1.4kmでした。

案外、短い。。。

朝の弁当を作ってもらって、
リンクに着いたら、
その弁当を石油ストーブのそばに、
並べるのです。

そうしないと、
ご飯が凍って、食べられなくなるので。

リンクに出ると、
ほかの優秀な選手達の邪魔にならないように、
一番外側を、ただひたすら滑ります。

何の指導もありません。

確か、当時、わたしが通っていた長者小学校は、
全国トップレベルだったと思います。

学童記録（小学生の日本記録）を持っている選手も、
いたと思います。

ただ、それだけに、練習も厳しかったので、
入部希望者か少なくなって、

わたしは、たまたま顧問の先生が、
クラス担任だったため、
半ば強制的に入部させられたのでした。

クラスでは、速い方だったので、
スカウトされたのですが、
入部してみたら、一番遅かった。

最初のうちは、
部のエース級の先輩が、
教えてくれたりしたのですが、
一向に上達しないので、
朝練は、いつしか放置状態となりました。

でも、放置状態とは言っても、
顧問の先生は、周回数だけはカウントしていて、
また、無理な目標を言ってくるのです。

もう時には半泣きになりながら、
滑っていました。

毎朝毎朝。

よくやったものです。

信じられないような、ほんとの話♪




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